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型枠工事とは?工程や工法の違い、高所・傾斜地に適した足場(キャットウォーク)も解説

橋梁、擁壁、トンネルなどのコンクリート構造物を構築する際、構造物の品質・強度・形状を左右する「型枠工事」は重要な役割を果たします。本記事では、型枠工事の基礎知識や主な工法の種類、傾斜地や高所作業で課題となる足場設置の省力化について解説します。

型枠工事とは?

型枠工事は、固まる前の流動的な生コンクリートを所定の形状に保ち、強度を備えた構造物へと仕上げるために実施されます。ここでは型枠工事の基本的な定義と目的、一連の流れについて説明します。

型枠工事の定義

型枠工事とは、鉄筋コンクリートなどの構造物を築造する際、流し込まれた生コンクリートが固まるまで保持するための「枠(型枠)」を組み立て、コンクリートが所定の強度に達した後に解体・撤去する一連の仮設工事のことです。

型枠工事を行う目的

型枠工事の目的は、コンクリート構造物の精度と品質を確保することです。設計図通りの寸法や形状を正確に形作るとともに、コンクリートの重みや打設時の圧力に耐えうる強度を保ち、建物の安全性を担保する役割を担います。

型枠工事の基本的な流れ

工事は、設計図から必要な部材寸法を算出する拾い出しから始まります。次に加工場で型枠部材を加工し、現場で施工位置を示す墨出しを行います。墨出しの位置に合わせて型枠を建て込み、型枠同士が広がらないよう締付金具で補強した上で、生コンクリートを流し込みます。コンクリートが十分な強度に達した段階で、型枠を取り外し、完了となります。

型枠工事で用いられる主な種類と特徴

使用する型枠の材質やシステムによって、施工性や再利用性などの特徴が異なります。代表的な3つの種類について説明します。

木製合板型枠

木製合板型枠は、合板(ベニヤ板)と木材のさん木を組み合わせて作られる型枠です。加工性に優れており、複雑な形状の構造物にも柔軟に対応できるため、多くの建築現場や土木現場で広く採用されています。
木製合板型枠.webp

型枠用鋼製パネル(金ゴテ型枠・メタルフォーム)

型枠用鋼製パネルは、薄い鋼板で作られた金属製の型枠です。木製型枠と比較して強度や耐久性が高く、変形しにくいため、繰り返し再利用が可能です。平坦で滑らかなコンクリート表面に仕上げたい現場や、同形状の施工を多数繰り返す現場に適しています。
鋼製型枠.webp

残存型枠(残存化粧型枠)

コンクリートを打設した後に解体・撤去せず、そのまま構造体の一部として残す型枠のことです。通常のコンクリート工事では、木製合板(コンパネ)や鋼製の型枠を使い、コンクリートが硬化した後にそれを取り外します。これに対し、残存型枠は最初から一体化させる前提で施工されます。
システム型枠.jpg

型枠工事における安全対策と足場設置の課題

型枠工事では、高所や傾斜地での作業が多く発生するため、作業員の転落防止や確実な作業スペースの確保が必須となります。ここでは現場で直面する足場設置の課題について説明します。

高所作業や傾斜地作業における危険性

擁壁工事や傾斜地での型枠設置作業では、足元が不安定になりやすく、作業員の転落事故のリスクが高まります。安全に打設や型枠締め付け作業を行うためには、型枠壁面に安定した足場(キャットウォーク)を確保する必要があります。

従来の「単管傾斜足場」が抱える現場の課題

傾斜地や型枠壁面での足場設置には、従来「単管傾斜足場」が多く用いられてきました。しかし単管パイプ、各種クランプ、踏み板、手すりなどの「複数資材を現場で組み合わせる」必要があり、現場への資材搬入の手間や、組み立て・解体に多くの工数がかかる点が大きな課題となっています。資材点数が多くなると現場管理も複雑化し、施工効率や安全性の確保に影響を及ぼします。

型枠足場設置の手間を削減する「アルウォーク」とは?

現場における「複数資材の複雑な組み立て」という課題を解決するために開発されたのが、アルミ製垂直傾斜面用足場ブラケット「アルウォーク」です。

繰り返し使用できる「ブロックパネル(裏型枠)」

単管傾斜足場の資材点数・作業工程を効率化

アルウォークは、組み立て不要で設置できる足場ブラケットです。単管や角バタ・丸バタへ簡単に取り付けができるほか、フックを取り外してアンカーボルトで直接コンクリート躯体へ取り付ける施工にも対応します。従来の単管傾斜足場のように多数の単管パイプやクランプを複雑に組み合わせる必要がなく、現場での資材点数と設置工程を削減します。

材質がアルミ製であることによる軽量性と施工性

アルウォークは本体にアルミ合金を採用しており、手作業での持ち運びや取り回しが容易です。軽量化により設置時の取り回し負担を軽減するだけでなく、折りたたんでコンパクトに格納できる構造となっており、現場への搬入時や保管時の省スペース化、運搬コストの抑制にも貢献します。

傾斜地や擁壁工事での高い安全性と作業スペースの確保

アルウォークは、勾配調整ピンの操作により垂直から一割の傾斜面までの角度調整が行えます。擁壁工事や各種傾斜面において、水平で安定した歩廊(キャットウォーク)をすばやく形成できます。単管パイプを取り付けることで手すりも容易に設置できるため、作業員が安全な姿勢で打設や型枠作業を行える環境を確保できます。

株式会社ホーシンが提案する型枠工事向け安全資材

仮設資材の専門メーカーである株式会社ホーシンでは、この他にも、現場の省力化や安全性向上に向けた各種型枠関連製品を展開しています。

アルミ角バタ

重量が鋼製の約1/3のアルミ角バタは、木製角材や木バタの代わりとして型枠の補強や整列に用いるアルミ製のバタ材です。鋼製部材に比べて軽量で扱いやすく、錆に強い特長を持ちます。型枠締付作業の効率化をサポートします。
アルミ角バタ

基礎型枠サポート(Zサポート)

基礎型枠サポートは、各種構造物の基礎型枠を内側や外側から確実に保持・固定するためのサポート部材です。ラチェット式スライダーを採用しており、現場での微妙な伸縮調整や傾き調整がスムーズに行えます。

水抜きパイプ足場

水抜きパイプ足場は、擁壁などの水抜き穴を利用して直接設置できる仮設足場部材です。高い位置にある擁壁の点検作業や補修工事において、地上から大規模な足場を組み上げることなく迅速に安全な作業床を形成できます。
水抜きパイプ足場

まとめ:型枠工事の安全確保と効率化には軽量なアルミ製足場資材の活用が有効

コンクリート構造物の品質を決める型枠工事では、精度の高い施工と同時に、現場作業員の安全確保が重要となります。特に傾斜地や高所での型枠工事において、足場設置の手間や危険は常に検討すべき課題です。

従来の単管傾斜足場から、資材を簡略化して軽量化を図った「アルウォーク」のようなアルミ製型枠足場へ切り替えることで、足場組み立ての工数を抑えつつ、安全で快適な作業環境を構築できます。型枠工事の安全性向上や施工効率化をご検討の際は、株式会社ホーシンの資材の導入をご検討ください。

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