管路維持とは?基礎知識や下水管工事の水替え工法・止水プラグの活用を解説
下水道管や各種用水路などのインフラ機能を保つため、適切な管路維持業務を実施することは重要です。本記事では、管路維持の基礎知識をはじめ、下水管工事や補修作業に不可欠な水替え工法の作業効率と安全性を高める止水資材について解説します。

管路維持とは?
管路維持は、人々の衛生環境や生活インフラを支える管路施設を健全に保つために行われます。ここでは管路維持の基本的な定義と目的、一連の流れについて説明します。
管路維持の定義
管路維持とは、地下に埋設された下水道管や農業用水路、雨水管などの管路施設に対して行う点検、調査、清掃、修繕、改築といった維持管理業務全般のことです。管路の機能を長期にわたって正常に維持し、安定した排水機能を保つ役割を担います。
管路維持管理の基本的な流れ
作業は、カメラなどを用いて管内の損傷状態を調査する事前点検から始まります。次に高圧洗浄車などによる管内の清掃を行い、補修が必要な区間においては水替えや止水作業を実施した上で、各種ライニング工法や部分修繕工事を行って完了となります。
管路維持で重要な水替え工法とその課題
下水管の補修や点検を安全に行うためには、作業区間の水を適切に処理する「水替え工法」の選定が欠かせません。
水替え工法(仮排水)とは
水替え工法とは、下水管内の補修や点検作業を行う際、一時的に管内の水を別の場所へバイパスさせたり、汲み出したりして、作業区間を乾燥状態(ドライ)にする施工方法です。水の影響を受けない作業環境を作ることで、補修材料の充填や各種施工の品質を確保します。
水替え・止水作業における
現場の課題
下水管内部は常に水が流れているため、施工にあたっては確実な止水とバイパス処理が求められます。仮止めが不十分な場合、作業区間への水の漏出や流出トラブルを引き起こし、施工品質の低下や作業員の安全を脅かす要因となるため、信頼性の高い工法と資材の導入が課題となります。
下水管工事における代表的な水替え・止水工法
管路維持における水替え・止水作業には、現場の施工性や工期に応じた適切な工法を選ぶ必要があります。代表的な2つの工法について説明します。
土のう締切+モルタル止水工法(従来工法)
土のうを積み上げて壁を作り、隙間をモルタルで補強して止水する従来型の方法です。資材が入手しやすい反面、設置や撤去に多大な時間と手形がかかり、解体時の廃棄物が発生するなどの課題が存在します。
止水プラグ工法
管路の補修・更生や調査時に、ゴム製などの膨張式プラグを管内に挿入・空気圧などで膨らませて一時的に下水や地下水の流入を遮断する工法です。
完全に水を止める「密閉型」と、ホースを接続して下水をバイパス流送できる「バイパス型」があり、施工箇所のドライな環境確保や作業員の安全確保に不可欠です。
完全に水を止める「密閉型」と、ホースを接続して下水をバイパス流送できる「バイパス型」があり、施工箇所のドライな環境確保や作業員の安全確保に不可欠です。
止水プラグ工法の特長と導入メリット
従来型の土のう設置と比較して、止水プラグ工法は施工効率や作業環境の改善にメリットをもたらします。
土のう締切工法に対する
止水プラグ工法の優位性
止水プラグ工法は、プラグを管内に配置してエアーで膨らませるだけで止水できるため、土のうを積み上げる作業やモルタルを塗布・乾燥させる手間がかかりません。設置・撤去にかかる時間を短縮でき、現場作業の省力化と工期短縮を実現します。
作業員の安全確保と施工品質の向上
止水プラグ工法を採用することで、管内での危険な手作業を減らし、作業員の安全性を高めることができます。また、補修区間へ水が浸入するリスクを低減できるため、修繕材料の密着性や耐久性が高まり、補修工事全体の精度向上に寄与します。
さまざまな管径に対応するホーシンの管路維持資材
株式会社ホーシンでは、止水プラグ工法をはじめとする管路維持工事を支える専門資材を展開しています。
止水プラグ工法に活用できる「止水ボール」
止水ボールは、ゴム製のエアー注入式止水プラグです。空気を注入して膨らませることで管壁に密着し、高い止水効果を発揮します。小型管から大口径管まで対応する豊富なラインナップを揃えており、持ち運びや取り回しも容易なため、迅速な止水作業をサポートします。バイパス機能付き止水ボールもラインナップしています。

まとめ:水替え作業には止水プラグ工法「止水ボール」の活用が有効
下水管や各種管路の機能を保つ管路維持工事では、作業区間を適切にドライ化する水替え作業の効率化が鍵となります。
従来の土のうとモルタルによる止水作業から、短時間で設置・撤去が可能な、ホーシンの「止水ボール」をはじめとする止水プラグへ切り替えることで、作業工数と施工リスクを削減し、安全かつ高精度な管路修繕を実現できます。管路維持や水替え工事の効率化をご検討の際は、専門資材の活用をご検討ください。